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2011年6月 1日 (水)
■ プロフェッショナルの条件
正直言ってマネジメント(エッセンシャル版)は読むのがしんどかったです。
言っていることは分かる(ような気がする)んだけど、腹に落ちないというか。
視点の高さが身の丈に合っていないため共感・納得ができず、なにこの断定口調のおっさん的なイライラ感をたくさん味わった気がします。
「気がします」というのは、読むだけ読んでなにも身についていない証拠ですね(笑)。
そんな「マネジメント」を、読者の目線まで腰を落として説明してくれたのがもしドラで、だからこそベストセラーとなったのでしょう。
僕もあと5年くらいしてから「マネジメント」を読み返すと、もう少し違った感想が得られるかもしれませんね
。
そんなこんなで「ドラッカーは難しすぎる」と辟易していた僕ですが、書店でふとプロフェッショナルの条件を手にとってみたところ、なにげに面白くてついつい購入してしまいました。
知識労働者が組織の中で生み出すべきは「成果」であり、「組織への貢献」である、と断言する本書は、マネジメントの入門者が未知の世界へ踏み出す第一歩の道しるべとして、そして自分自身を振り返り、今後マネジメントしていく組織のメンバーに求めるべきものは何かを知るために、「マネジメント」よりも効果的なエッセンスが詰まっているように思います。
僕が書店で斜め読みして気に入り、購入を決めるに至ったのは「Part3 自らをマネジメントする」の「3章 時間を管理する」と「4章 もっとも重要なことに集中せよ」の箇所です。
組織の中での立場が上がるにつれ最も不足するリソースである「時間」を管理する方法について悩んでいた僕にとって、ドラッカーの「断定口調」は今度は非常に力強く響いたのでした。
「プロフェッショナル」といえば、プロフェショナルBSD(プロフェ「ッ」ショナルではない)ですが、もう絶版なんですねぇ。
そりゃ確かに、昨今FreeBSDなんて名前は聞かなくなりましたが
。
FreeBSDからUNIXの世界に入った世代の人間としては、なんとも隔世の感がありますね。
投稿者 yone : 2011年6月 1日 22:05