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2011年2月 5日 (土)
■ Core i7-2600Kオーバークロック
Intel 6シリーズチップセットの問題がアナウンスされましたが、SATA 3.0ポートを使えば回避可能で即座に困るわけではないので、僕は出荷停止前に入手できてむしろ幸運だったかもしれません。
(いずれ問題のマザーボードは交換してもらえるだろうし)
そんなわけで、週末になってようやく時間が取れたのでCore i7-2600Kのオーバークロックに挑戦してみました。
このCPUの定格は3.4GHz(ターボブースト時3.8GHz)ですが、さすがオーバークロック耐性が話題になっているだけあって、ASUSのツールで自動設定しても4.2GHzくらいまで簡単に上がってしまいました。
「これはいい!」と思って早速Prime95を試してみたのですが、
CPU温度があっという間に90度を超えました。
もちろんリテールクーラーもフルパワーで回っている(かなりうるさい)のですが、冷却が全く追いつかないようです。
そのまま様子を見ていると95度くらいでそれ以上は温度が上がらなくなりましたが、実はTurbo Boost TechnologyによってTDPに余裕がないと判断され、自動的に動作周波数が引き下げられていたためでした。
Sandy Bridgeの能力をフルに生かすには、かなりパワフルな冷却系が必要なようです。
とはいえ、CPUクーラーを交換してどれだけ効果があるか分からないし、バックプレートを取り付けるタイプの製品はマザーを一旦外さなければならず面倒なので、安価でバックプレートが必要ない、サイズのKABUTOを購入してみました。
ヒートシンクのデカさに少々苦労しつつ、なんとか取り付けた写真がこちら。
リテールクーラーと比べると、その大きさがよくわかります。(^^;
再びPrime95でテストをしてみると、クーラーのデカさは伊達ではないようでかなり温度が下がりました。
そこで、次は手動でパラメータをいじりながらセッティングを探ることに。
ネットの情報の通りクロックの伸びしろはかなり高いようで、Vcoreを上げてやると短時間なら5GHz以上でも動作しましたが、換装したCPUクーラーでも冷却不足で1分後くらいにはブルースクリーンになってしまいます。
あまりピーキーなセッティングにしても仕方ないので、Prime95で安定して90度以下になるように
できるだけVcoreを下げる方向で調整し、とりあえず以下の設定に落ち着きました。
- Vcore: 1.28V(TB時約1.35V)
- BCLK: 103MHz
- CPU動作倍率: 45倍
- TB時クロック: 4635MHz
と、ここまで来て、ようやく落ち着いたのでケースのサイドパネルを閉めようとしたところで問題に気付きました。
CPUクーラーが大きすぎるため、サイドパネルとFANとの間のクリアランスが狭すぎて(2cmくらい)エアフローが十分にとれないのです。
最近のケースならサイドパネルがメッシュ加工されていることが多いので問題ないのでしょうが、僕は15年前のスチール製のケースをいまだに使っているのでサイドパネルは単なる鉄板です。
モニターしてみると、予想通りケースを閉めた途端にCPUの温度が上昇して90度を超えてしまうことがわかりました。
うーむ、とりあえずは蓋を開けたまま使うしかないか
。
今回のテストの感触だと冷却さえ強化すれば5GHz常用も夢ではなさそうなので、リコールでマザーを交換する際にサイドフロー型でもっと冷却性能の高いクーラーに交換しようかなぁ。
もしくは、いっそケースも新しくしてしまうか(笑)。
PC業界の思惑に踊らされているわけですが、Sandy Bridgeがかなり楽しいオモチャなだけに遊んでみたくなっちゃいますね~。(^^;
今のところリコール対応は4月~5月くらいになりそうなので、そのときまた考えようと思います。
2011/6/11 追記
6月に入ってから、空冷5GHzを目指して更なるオーバークロックに挑みました。
こちらの記事をどうぞ。
投稿者 yone : 2011年2月 5日 23:22
コメント
水冷却は駄目ですか?
自分は4.8Ghzで普通に動いてます。
投稿者 Anonymous : 2011年8月11日 23:27
コメントありがとうございます。
水冷はちょっと敷居が高いので……。(^^;
空冷でも5.1GHzで常用できるところまでいけました。
もちろんエアコン(28度設定)ありですが。
水冷4.8GHzでPrime95を動かすとCPU温度はどれくらいでしょう?
投稿者 yone : 2011年8月12日 12:49