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2009年5月29日 (金)
■ 1Q84
村上春樹の待望の新作長編、「1Q84」が本日発売されました。
といいつつも、実は前日あたりならフライングで発売されているかな?と思い、昨日書店に出向いたところ平積みされているのを発見して早速購入してきました。
(mixiのコミュの情報では2~3日前からすでに店頭に並んでいたところもあったようです)
レジで精算を待っていると、隣のレジにやってきた女性も僕と同様に上下巻をセットでご購入。
本屋で隣の人が同じ本を買っているところなんて初めて見ました。
先日「Amazonでの予約数が新記録を樹立した」やら「発売前から増刷がかかった」やらのニュースが飛び交い何かと話題の多いこの作品ですが、内容に関しては発売までタイトル以外全く明らかにされていませんでした。
前回の長編「海辺のカフカ」では、ディザー広告的に「15歳の話らしい。」「ネコの話らしい。」などの広告が出たのとは対照的ですね。
(発売日を迎えたからなのか、上記のWEBサイトには若干中身に踏み込んだ記述も出てますが)
まだ読了してないし、ネタばらしするのもアレなのでとりあえずここでは内容については書きませんが、ひとことだけ言っておくならそれは、
「ふかえり」はネットで人気が出そうな気がする
ということです(笑)。
(読んでない人には何の事だかわからなくてすみません)
前作「アフターダーク」から顕著になった、リアリティーを作中に取り込むスタイルがさらに深まり、人物描写など今までになくディテールに凝った文体となった今作品。
そのスタイルと同様に、ストーリーもこれまでとはまったく違う雰囲気を醸し出していて、これからどんな展開になるのかページをめくるのが楽しみです。(^^
ところで、上で「上下巻」と書いたけど正確には「BOOK 1」と「BOOK 2」なのです。
今のところ全2冊ということになっているけれど、「BOOK 1」が<4月~6月>、「BOOK 2」が<7月~9月>でまだ1Q84年が3カ月残っていると考えると、「ねじまき鳥クロニクル」のように、後から「BOOK 3」が発売される可能性もあるのでしょうか?
まだ最後まで読んでいないので作中でその可能性が示唆されているのかどうかはわかりませんが、ファンとしてはなかなか興味深いところです。
投稿者 yone : 2009年5月29日 18:24