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2010年11月28日 (日)
■ NEWカメラ!
デジカメを買い替えるタイミングって、撮りたいものができるとき = 人生のイベントと連動していたりしませんか?
僕がFinePix F30を買ったときは結婚式を控えているときでした。
F30は高感度デジカメの走りの製品で、4年前の当時としてはなかなかの性能だったのですが、最近の機種と比較すると
- 広角撮影ができない(風景写真や屋内撮影などで欲しいときがけっこうある)
- 高ISO時のノイズリダクションが劣る(等倍は仕方ないとしても、PCサイズにリサイズしてもシャープさに欠ける)
- 感度不足(まぁ4年前の製品だから仕方ないけど)
- 手ブレ補正がない(2秒セルフで頑張ってたけど、やっぱり機械の力にはかないません)
- F2.0とかの明るいレンズがほしい
- 640×480ピクセルまでの動画しか撮れない(フルHDまではいらないけど720pは欲しい)
- 動画撮影中にズームができない
- マクロが寄れない(カタログ値は最短5cmなんだけど、そこまではぜんぜん寄れない)
- オートフォーカスの能力がいまいち(壊して自分で分解とかしているせいかもしれないけど、最近条件によってはまったくピントが合わない時がある。実際、ピンボケ写真で結構失敗しているし)
- 顔認識はあった方がいい(人物写真がピンボケでショックを受けたことがあるので。。。)
- マニュアルフォーカス機能が欲しい(ないと、条件が悪くてオートフォーカスが効かない場合にどうしようもなくなる)
- できればHDR機能が欲しい(Photoshopで合成すればいいのでカメラの機能としてはなくてもいいけど、せめてオートブラケット機能が欲しい)
- やっぱり記録メディアはSDメモリーカードでしょ(笑)
といった不満が。。。
(そのほかのトレンドの、スイングパノラマとかアートフィルタとかは便利だけど、後工程でなんとでもなるので個人的にはそれほど優先度は高くない感じ。RAWはそれほど必要性を感じていないんだけどどうなんだろ?)
長くなりましたが、まあそんなわけで出産というイベントを迎える今年は、夏頃からデジカメの買い替えを考えていました。
そんなタイミングにちょうどSONYからNEXが発売されたので、当初はマイクロ一眼を本気で検討してみました。
パンケーキレンズが本体からはみ出すようなあの意匠はかなりインパクトがあったのですが、実際に触ってみるとズームレンズなしでの常用は厳しいことがわかり、レンズオタクになるほどの気合いもないので結局断念。
やはり普段使いを考えるとコンパクトデジカメかな・・・と調べはじめて驚いたのは、最近のデジカメの安さでした。
最新モデルでも2万円を切る価格で普通に売られているなんて、昔を知っている人間にとってはちょっとカルチャーショックです。(^^;
コンデジはずっとFinePixを使ってきたので、F300 EXRあたりを買うのが順当なのですが、造形を含め今回はどうも食指が動きませんでした。
売り場に溢れるチャラチャラとした軟弱な感じの製品群は、どのメーカーの製品を見ても同じように感じられて、なんか魅かれるものがないんですよね。
「なんかいい製品はないのかな~」と思いながら売り場を歩いているそんなとき、ふと見かけて気付いたのが「ハイエンドコンデジ」と言われる製品群でした。
黒くて四角く、愛想のない「いかにもカメラ」という意匠。
最近流行りの高倍率望遠やフルHD動画の代わりに、明るいレンズと大きなセンサーというデジカメにとって最も基本となるパーツにこだわった作りが男心をくすぐります。
昔のハイエンドコンデジは今の一眼入門機と同じくらい高価で手が出ない存在でしたが、デジカメ低価格化のおかげで一昔前のスタンダード機と同等の価格で手に入るようになっているとなれば、物欲の虫を抑えるのは難しいですね(笑)。
そんなわけで、ここ4カ月ほど値下がりを待ちつつどの機種を買おうか迷っていましたが、さすがに出産予定日が近づいてきたので購入を決断。
PanasonicのDMC-LX5をゲットしました!
(メーカーが出荷価格を引き下げたのか、家電量販店が軒並み品切れ状態になる一方で、ここ数日kakaku.comでは15分ごとに1円ずつ値段が下がっていくという激しい値下げ合戦が行われているので、本当はもう少し待ってから購入したかったんだけど(笑))
マニュアルを一通り眺めながら各種機能を触ってみたけど、オートはカメラ任せで楽ちんだし、マニュアルはかなり細かいところまでいじれて楽しそう。
コンデジのくせにレンズが本体から飛び出していて、おまけにレンズキャップまで付いているというのはちょっとイマイチだけど、そのかわりでかくて明るいレンズが手に入るんだからまぁ良しとするかな。。。
色々な機能はこれからおいおい触っていくとして、とりあえず今日は分かりやすい暗所撮影の性能をF30と比べてみました。
LX5はシーンモードの「夜景」、F30は「オート」の(シーンポジションで「夜景」を選択すると強制的にISO100の長時間露光になっちゃうので)手持ちで、アパートのベランダから外を撮影(ただしF30はボタン押しによる手ブレが発生してしまうので、2秒セルフを併用)。
画像のすぐ上に街灯があるので、「暗所」といっても比較的明るい被写体です。
F30 / 2,848×2,136 / 1/4秒 / F2.8 / ISO1600
LX5 / 3,648×2,736 / 1/4秒 / F2.0 / ISO800
このサイズで見ると、F30も結構頑張ってる感じですね。
さすがは往年の名機といったところでしょうか。
ちょっと気になるのは、全体的に明るさを持ち上げ過ぎるので、肉眼よりも明るめでコントラストが低い画像になってしまうところ(普段この手の画像をblogに載せるときは、たいていPhotoshopで色調補正します)。
あとホワイトバランスもLX5の方が見た目の色合いに近いです。
F30原寸
LX5原寸
これはもう歴然ですね。
F30は2秒セルフを併用しても若干手ブレが発生していますが、LX5は普通にシャッターを切ってもこの通り。
手ブレ補正はじめて使ったけど、やっぱ機械の力はすごいよ(笑)。
それから、(LX5はISO800に収まっているという違いはあるけど)ノイズリダクションの技術も天と地ほど違いますね~。
LX5と比較すると、F30のノイズリダクションがいかにベタっとしたディテール感のないものか良く分かります(昔のFUJIFILMの特色でもありますが)。
これくらい違いがはっきり出ると、買い換えた甲斐があっていいですね。(^^
さて、予定日まであともう残り1週間!
NEWカメラを持って、張り切って立ち合いに臨みたいと思います。
(それまで練習を積んでおかないとね~)
投稿者 yone : 2010年11月28日 01:26