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2009年11月 1日 (日)

 第6回もてぎ7時間エンデューロ

ついにやってまいりました、もてぎ7時間エンデューロ当日!
僕と相方は、レンタカーを借りて栃木まで遠征してきました。

今考えてみれば、今回の大会はトラブル続きでした。
まず一番大きかったのが、前日の22時に借りたレンタカー。
車関係の仕事をしている相方の会社を通してナビ・ETC付きのロングバンを予約してもらっていたはずなのですが、蓋を開けてみるとETCどころかナビも付いていない車だったのです。
突如、慣れない首都高をナビなしで走らなければならなくなり、僕と相方は大混乱。
いきなり地図を渡されて混乱する相方と、運転するのに必死で思わず声が大きくなる僕。
東神奈川から湾岸線に乗った時はどうなることかと思いましたが、少しずつ首都高の構造を理解した相方のナビで何とか常磐道まで抜けることができました。
いきなり疲れまくりです。

水戸インター近くのパーキングエリアには予定通り午前0時頃に到着。
ここで午前3時まで仮眠をとり、もてぎに向かう計画です。
気持ちが高ぶっていたのでなかなか眠れなかったのですが、午前1時半頃にようやく眠ることができました。
起床後、とりあえず水戸インターで降り、飲食店を探して朝食。
最初に見つけたすき家で牛丼大盛りを食べ、いよいよもてぎに向かいます。
コンビニに寄ってとりあえず地図を立ち読みしてみましたが、とても暗記で簡単に行けそうな道ではなかったので仕方なく栃木の地図を購入。
一応カーナビゲーション関係の会社に勤めているのに、このアナログぶりは何なんだ。。。(^^;

苦労しつつもようやくもてぎに到着し、南ゲートから中へ。
この時点で午前5時前くらいだったかな?
駐車場待ちの長い行列を30分くらいかけて抜け、ようやくIkehonチームと合流したころには6時になっていました。

当日のもてぎは朝からだいぶ寒く、霧が出ている天気。
7時から試走開始だったのでとりあえず1周走ってみましたが、それだけで上着がじっとり湿ってしまうほどでした。
その後は自転車の整備や着替えをしているうちにあわただしく過ぎ、8時半いよいよ7時間エンデューロのスタートです。
第一走者はソロの僕とIkehon。
カウントダウンの後、1000人を超える選手が一斉にスタート!
7時間の長い旅の始まりです。

Ikehonをチギり、いいペースで坂を登って下りへ。
速い選手の後ろにつき、MAX50km/hを超えるスピードでかっとばします。
オーバルも30km/hを超え、最初の周回は13分台。
アベレージは32km/h。これは結構いい感じかも!?

。。。と、甘い考えを持てたのも最初の3周だけ(笑)。
4週目にはもう筋肉がパンパンで上り坂は周囲のぺーズに全然付いていけません。
そして、疲れ切って入った下りで悲劇がやってきました。
少しでも楽になろうとギリギリまで前の選手の後ろについて走っていたところ、僕の前輪が前の選手の後輪に接触。
ショックでハンドルが取られ、次の瞬間には自転車ごと空を舞っていました。
落車です。
地面にたたきつけられて吹っ飛んだあと、置きあがって背後を見てみると粉々になったプラスチックの破片が散らばっていました。
「あちゃー、これはチャリのどっかをやっちゃったかな」と思って自転車を眺めてみると、大きなダメージはない模様。
地面に叩きつけられた体はあちこち擦り剥けているようですが、走るには支障が無いようだったのでそのまま起き上がって走り続けました。
(後で気づいたのですが、頭から地面に落ちたらしく、ヘルメットの後頭部のあたりが大きく破損していました。散らばっていたのはヘルメットの破片だったようです。メットかぶっていなかったら死んでたかも。。。帰宅して風呂に入ってから数えたら全身で十数か所の擦り傷がありましたが、これくらいの怪我で済んだのは幸運だったと思います)

とはいえ、落車のショックと筋力の限界から、次周以降はかなりペースが低下。
2時間を過ぎるころには完全にヘロヘロになっていました。
そして、3時間を過ぎる頃には僕は完全に後悔していました。
「なんでソロで出るなんて言ったんだろう。。。」
このヘロヘロの状態で交替する仲間もおらず、時間はあと半分以上も残っているのです。
辛い。辛すぎる。。。

motegi.jpg

後半はまさに「修行」でした。
とにかく何とか歯をくいしばって坂を上り、下りで体力を回復。
オーバルコースに出れば平坦なので、あとは出せる限りのスピードで走って1周回。
延々とこのパターンの繰り返しです。
途中、若干風も出てきて余計苦しかったですね。

それでも、残り1時間を切ったあたりで、脳みその回線が一本切れた感じで少し楽になってきました。
俗に言うセカンド・ウィンドというやつでしょうか。
一周16~17分くらいのペースで走り、最終周回はパンダのきぐるみのお姉さんの後ろでドラフティングしまくって(笑)、たぶん一周15分くらいのペースで回ることができました。

オーバルから最終コーナーを回ってピット前のゴールへ。
長かった。。。死ぬほど長かった。。。
感無量です。
とはいえ、後でゴール写真をゲットできるはずなので、サングラスを外し両手ガッツポーズでゴールすることだけは忘れませんでした(笑)。

ちなみに、最終リザルトは

でした。
Ikehonチームは25周回だったので、1周差で負けました。。。
後半はピットイン時に5分くらい倒れていたので、すぐレースに戻っていれば何とかなったかもしれませんが......ってまぁこれは結果論ですね。
とにかく全力は出し切ることができたと思います。
目標は、「ノルマ150km、できれば180km」だったので、まずまずの結果ではないでしょうか。

帰り道は、首都圏に向かう渋滞に巻き込まれて大変でしたが、首都高手前までは相方が運転してくれたのでだいぶ助かりました。
首都高に入ってからは流れも良くなり、9時ころに帰宅。
荷物を下ろし、無事レンタカー営業所の営業時間(10時まで)内に車を返却した後は、もう歩きまわる元気はないので、横浜駅からタクシーで帰宅しました。


いやー、もう「生きている間は絶対やらない」と思うほどお腹いっぱいの経験をさせてもらいました(笑)。
相方も、事前に「7時間もヒマだったらどうしよう」と言っていましたが、レースの雰囲気を楽しんでくれたようなので何より。

みんな、次はチームで出ましょう(笑)!

投稿者 yone : 2009年11月 1日 23:35

コメント

リザルト出ました。
http://motegi7h.powertag.jp/result2009/index.html

僕は「7時間 ロードオープン ソロ」、Ikehonチームは「7時間 ロードオープン チーム」をご覧ください。

投稿者 yone : 2009年11月 2日 18:04

お疲れさま。
怪我が酷くなくて何より。

投稿者 AFTERZERO : 2009年11月 2日 18:37

おつかれさま。
落車はあったけど、無事完走おめでとう。
あいかわらずハードなことが好きだね。
俺は試走1週で満足しそうです。

投稿者 celt : 2009年11月 3日 01:39

やるならとことんやっちゃうんだよね~。
その割に今回は練習が不十分だったので
本番が大変でした。。。

レースの雰囲気を目の当たりにすると、
1周どころか2週も3週も走りたくなっちゃうよ。きっと。

投稿者 yone : 2009年11月 3日 07:38

おつかれさまー。

そうなんだよねー。
あのスピードの出る路面、コース、周りの雰囲気のせいでどんどん飛ばしたくなっちゃうんだよね!

また走りたいね。

投稿者 Ikehon : 2009年11月 4日 23:17

おつかれさま!
そのころ、こちらはネットワーク切り替え試験で休出中でしたにょ。
こっちもトラブって大変だったけど、さすが、そっちのほうがハードだね。

鈴鹿と比べてコースはどうだった?
今度会った時に大いに語ってください!

投稿者 OIK. : 2009年11月 5日 09:46

休出お疲れ様でした。

コース自体はスズカより長いけど、スタート直後に
一気に坂を上った後はひたすら下りかフラットなので
スズカよりも走りやすい感じだったよ。

投稿者 yone : 2009年11月 5日 23:28

かっけー

投稿者 Hirano : 2009年11月 7日 00:57

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