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2005年11月14日 (月)
■ 新しい 「萌え」 の世界
「長い道」
「夕凪の街 桜の国」 で手塚治虫文化賞新生賞や文化庁メディア芸術祭大賞を受賞し、話題となったこうの史代さんの作品。
親同士の酒の勢いで結婚することになってしまった甲斐性なしの夫・荘介と能天気な妻・道の、おかしな日常をほのぼのと描いたショートストーリー集です。
いわゆるラブコメよりもこういった 「カップル・夫婦モノ」 の方が面白く感じられるなんて、「おれも歳をとったなー」 という感じですね。(^^;
夫の 「愛すべきダメ人間」 荘介も良い感じですが、本作品の白眉はなんといっても 「萌える人妻」 道さんの一言では言い表せないキャラクター(笑)。
世間では 「萌え」 が流行語だとかなんとか騒がれていますが、そんなミーハーな連中は森山周一郎の声で一喝してやりたいものです。
「萌えるってのは、こういうことさ」
投稿者 yone : 2005年11月14日 23:54