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2005年5月 5日 (木)

 人は土から離れては生きられないのよ

2005年2月16日に発効した京都議定書では、

という6つの温室効果ガスについて、先進各国に法的拘束力のある削減目標が定められています。

これらの物質のうち、単位量あたりの地球温暖化への影響度(GWP:地球温暖化指数)は二酸化炭素が最も小さいにもかかわらず(例: 積算期間100年の場合、二酸化炭素1に対して六フッ化硫黄は23,900)、二酸化炭素が温暖化の主犯として扱われているのは、他と比べてその排出量が非常に多いため。
環境省のサイトに温室効果ガスをCO2換算したデータが公開されているので、グラフを見ると一目瞭然です。

日本では二酸化炭素の削減目標を2012年時点で1990年と同等の排出量に抑えると定めていますが、実際には2002年度時点の結果は11.2%の増加。
目標達成はほとんど絶望的な状況です。

が、しかし。

直接的な因果関係は証明できないとはいえ、昨年の猛暑や風水害のように地球温暖化の影響を疑わざるを得ない異常気象が発生しているのも事実。
既に、目標達成が絶望的だからといって手をこまねいていられるようなレベルではなくなっている気がします。

注目すべきは、2002年度のデータを見ると、産業・輸送の各部門では対1990年度比で排出量の削減が達成できているのに対して、家庭や業務(オフィスや商業施設)からの排出量が大幅に増加していること。
(家庭からの排出量は対1990年度比で28.8%増、業務は同36.7%増)
こうやって実際のデータを見ると、政府が省エネルック(クールビズ)を再び広めようと広報している理由が理解できます。

尼崎の脱線事故では、「JRに被害者を殺された」 とインタビューに答えている遺族の方がいたけど、地球温暖化に関して言えば 「我々一人一人がお互いを殺しあっている」 という状況になりつつあるんだよなぁ……。


と、そんな中、環境省が地球温暖化防止の国民運動というものを始めたので、僕も参加してみることにしました。(公式サイトへは右上のロゴマークからどうぞ)

僕の最初の取り組みは、待機電力削減のため普段ほとんど使用しないTV・ビデオ・BSチューナーとエアコンをコンセントから抜くこと。
うちの家電品は古いものが多いので、待機電力といってもバカにできない気がします。
今までこんな無駄づかいをしてきたなんてオハズカシイ……。(^^;

投稿者 yone : 2005年5月 5日 20:38

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